金属系サイディングで外壁を仕上げる三つのメリットとは
札幌市のサイディング・スズヒロリフォームのお客様の声
現代では7割近い戸建て住宅に「サイディング」というカバー工法で外壁施工が施されていると言われており、そのカバー工法には「窯業系」と「金属系」の二種類がございます。「窯業系」はカバー工法の初期に登場した工法で、セメントを主体にしているため耐火性に優れています。そして近年になって登場した「金属系」にも多様なメリットがあり、金属系のカバー工法で外壁を仕上げることのメリットについて、この場で解説いたします。
「断熱性」に優れた金属系サイディングで室温をより快適に
一般的に金属はフライパン等のイメージが強いことも多く、熱伝導率が高い印象を持っている方も多々いらっしゃるのではないでしょうか。しかしながら、金属の熱伝導率はその元素や組み合わせによってコントロールできるものであり、フライパンは調理を担う性質上、熱伝導率が高くなるよう金属が配合されているのです。そのため、金属系のカバー工法で用いる外壁素材には、断熱性能に優れた配合のガルバリウム鋼板等を使用しているものが一般的です。
ガルバリウム鋼板そのものの断熱性能が高いことに加えて、さらに銅板内側には断熱材を貼り付けてあります。その結果、室内の冷房・暖房の効きが良くなって光熱費を削減できる上に、一年中快適な室温でお過ごせるようになるでしょう。特に日本最北端に位置する北海道の真冬はかなり厳しいものがあるため、少ないエネルギーで暖房が効きやすくなることは大きなメリットとなるでしょう。
窯業系より金属系は「軽量」であるため耐震性に秀でています
地震が発生したとき、戸建て住宅が軽い場合と重たい場合、どちらが激しく揺れるでしょうか。想像に難くないように、重たい住宅の方が大きく揺れて、建物の基礎や柱への負荷が大きくなってしまうため、倒壊のリスクも増してしまいます。その点において金属系は窯業系と比較して重量が1/5程度で済むため、その分地震に強いといった見方ができます。地震大国である日本において、耐震性が高いといった要素はかなり重要視する必要があるため、より軽い素材を意識することも大切です。
万が一地震で大切なマイホームが倒壊してしまった場合、命の危険もありつつ大切な資産を一気に失ってしまうリスクが大きくのしかかってしまいます。そのために保険に加入されている方が大半ではございますが、倒壊しないに越したことはありません。ご自身と大切なご家族様の安心・安全、そして資産を守るためにも、金属素材のカバー工法をご検討いただけますと嬉しい限りです。
金属素材であるため水分を吸収せず高い「防水性能」を発揮
窯業系のカバー工法の場合は素材の主成分がセメントであるため、水分を吸収してしまいます。そこで基本的に防水性の高い塗装を施すのが窯業系にとって必須であり、経年劣化でその塗膜の防水性が弱くなってしまうと、冬季に吸収した水分が凍結し解凍されを繰り返すと、外壁材が膨らんで脆くなってしまいます。一方、金属系サイディングの場合は素材が金属であるため、隙間がない限りは雨水は全て弾くことから、高い防水性能を発揮してくれるのです。
建物の耐久性が大きく損なわれる要因として最も大きいのが、屋根や外壁のクラックから雨水が建物内部に浸水し、腐らせてしまうといったことです。この点において金属製であるため、雨水の浸水の心配はシーリングでしっかり隙間を補強して限りなく低いといったメリットがあります。しかしながら、このシーリングは劣化スピードも速く、ひび割れてしまうと浸水の原因になるため、必要に応じて打ち直しが必要です。